2010年12月24日

第2回の応募を考えてくださっている方へ

「宝島社って、マンガ雑誌ないですよね。
 だから、どんな作品を応募していいのか、
 よくわかんないんですけど」


……という質問をよくされます。
こんにちわ、編集Sです。

えーっと、今日は、
弊社のマンガ新人賞である
第2回『このマンガがすごい!』大賞に
応募を考えてくださっている方に向けて、
「編集部はこんな作品を待ってますよー」
という、
イメージをお伝えできればと思っています。

まず、応募要項にはですね、
「『このマンガがすごい!』に
 ランク入りするような、
 “すごい”作品を大募集。
 ジャンルも経歴も問いません。
 少年マンガ、少女マンガ、
 青年マンガ、コミックエッセイ……
 あなたの自信作をお送りください。
 一度プロデビューした作家の作品も対象です」

と書いてあるんですけど。


要はオールジャンルOK。
でも、だからこそ
「何が選考に残るポイントになるのか
 イメージできなくて応募しづらい……」
という方もいらっしゃるようです。


普通は、
『ジャンプ』には『ジャンプ』のカラーがあり、
『マガジン』には『マガジン』のカラーがあり、
角川系の本には角川系の本のカラーがあり、
そのカラーを鑑みて
みなさんは投稿なさるんだと思います。
でも、
宝島社の
『このマンガがすごい!』大賞には
そのカラーがありません。


それってきっと、
ある意味不利なんだと思います。
でも、だからこそ、
そこを利点に変えちゃおうと思いました。

で、
利点とはなにか。
それを考えた結果が、
オールジャンルOK。
だったわけです。

例えば、
これまでに投稿を経験したことがある方なら、
「自分が描いた投稿作は、
 絶対に面白かったと思う。
 じゃあ、なぜ
 選考に引っかからなかったんだろう?」

とギモンに思った方も、
中にはいるでしょう。

おそらく、その中の何人かについては
雑誌と
あなたの作品のカラーが合わなかった

といったことが
あるのではないかと思います。

もちろん、
各誌の編集者の目は節穴ではありませんから、
作品が一定のレベルに達していないということが、
選考から漏れた理由のほとんどでしょう。

けれど、中にはあると思うのです。
「作品自体は悪くないけど、
 ウチの雑誌には載せられないよ」
という作品が。

そういったことで、
これまで憂き目を見てきた方も
たくさんいらっしゃると思います。
それは新人作家さんだけではなく、
プロとして過ごしてきた方にも
言えることでしょう。

ですから、
あえてオールジャンルOK。

雑誌の枠があるために
そこからはじかれてしまった作品や、
雑誌の枠を考えると描けなかった作品、
雑誌の対象年齢を考えると
手を付けられなかった作品、
そういったものを、
『このマンガがすごい!』大賞では、
すべて受け入れたいと考えています


結局、ここまでで言ってることって、
オールジャンルOKって
ことだけなのですが……。

要は、他社さんの枠に
収まりきれなかった方、
ぜひご応募ください!

というお願いです。


「とは言っても、
 なんか目安っちゅーか、
 指針くらいはほしいよねー」
という方は、
明日のブログもチェックしてみてください。

選考に携わる編集者に、
「こんなのが読みたい!」
というのを
これから聴きに行ってきますんで!

なんか……引っ張ったわけじゃないんだけど……。
待て! 次号! といった感じで。
どうぞよろしくお願いします。

(編集者S)


konomanga at 16:04│Comments(1)TrackBack(0)

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この記事へのコメント

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