2011年01月

2011年01月27日

持ち込みも受け付けます!

おはようございます。
編集Sです。

弊社のマンガ新人賞である
第2回『このマンガがすごい!』大賞
締切が近づいてまいりましたよ~。

それにともない、
応募を考えてくださっている方からの
お問い合わせも増えてきました。

中でもけっこう多いのが、
「持ち込みは受け付けて
ないんですか?」
というもの。

そう言われてみると
これまで
受け付けていなかったのですが、
別に受け付けない理由もないじゃん!
ということに思い至り、
事前に連絡をくださった方の
持ち込みを受け付ける
ことに
いたしました!

ご希望の方は、
こちらフォームに「持ち込み希望」の旨と
氏名、電話番号をご記入の上、
ご連絡くださいね。


第2回の締切は
3月15日。
あと2か月を切りました!

魅力ある作品、お待ちしています!

(編集者S)

konomanga at 11:37|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2011年01月21日

「入賞の理由はキャラ」 ミカミさんにインタビュー!!

おはようございます。
編集Sです。

第2回『このマンガがすごい!』大賞
への応募を考えてくださっている方々に
送る、第1回の受賞者さんへの
インタビュー。

今回は、
『ワラビモ』の
ミカミ イズミ
さんに
入賞の極意をうかがいました!

ではさっそく!---------------------------------------------------

(編集S)応募枚数100ページ弱でご応募いただいた
 『ワラビモ』ですが、原稿の制作期間はどれくらいでしたか? 

(ミカミ
 以下 青字)
 年に24ページずつしか描いてこなかったので
 10年くらいかかってますが、
 稼動期間だけで計算すると7ヵ月です。
 1話を24ページとすると、ネームが2週間、原稿2週間。


(編集S)背景などもきっちり描きこんで
 いただいてますが、これらを1人で仕上げたと
 聞いて驚きです!
 ところで〝ワラビモ〟というちぎれるゲル状の
 不思議な生物を思いついた
 きっかけを教えてください。
 また、ワラビモに冷たくあたるハードな性格の
 よもぎちゃんはどうやって生まれたんですか?

 主人公を考えようと思って落描きをする。
 描いているうちに「お」と思うものが現れる。
 丸くてやわらかそうだな……ワラビモチみたい。
 じゃあ「ワラビモ」って名前にしよう。
 てことはちぎれたり伸びたりするなこいつは。
 だったらちぎられてなんぼだから、
 ちぎっちゃうような飼い主にしよう。
 生き物をちぎっちゃうんだから
 強烈な性格の女の子だよね。
 ……という感じで二人が決まりました。


(編集S)なるほど、まずは
 キャラクターの造形からだったんですね。
 では、そんなキャラクターたちを描くときに
 心掛けていること、こだわっているところは、
 どんなところですか?

 心掛けていることは、
 ひとりよがりになりがちなので
 伝わるように描かれているか
 気をつけるということです。
 こだわっているところは、表情とポーズ。
 シチュエーションに最適な表情とポーズが描けたとき、
 わたしはものすごく調子に乗ります。


(編集S)普段は愛らしいワラビモが、
 陰でチッと舌打ちしている姿や、
 かんしゃくを起こして泣きわめくワラビモを
 笑いながらよもぎちゃんがカメラに収めるシーンなどは、
 そういう意味では秀逸でした。
 表情とポーズが生き生きしているので、
 それぞれの細かな性格が、
 読み手にすごく伝わってくるんですよね。

 そんな『ワラビモ』が、入賞した理由は
 どこにあったと思いますか?

 キャラクター設定だと思います。
 あと、読んだ人はワラビモが気になる存在に
 なってしまうところ、でしょうか。


(編集S)実は編集部内では、ワラビモが
 「ちぎれるゲル状の生き物」であること自体には、
 さほど評価は集まらなかったんですね。
 ただ、ワラビモとよもぎちゃんの特異な性格が、
 それぞれとても自然に描かれていました。
 そのことが高く評価されたんです。
 「キャラクター設定」というと、
 キャラクターの細かな外的特徴や特性だけを
 積み重ねてきてしまう方が多いのですが、
 キャラクターの特徴や特性からくる性格までを
 きちんと描き切ったのがよかったんです。
 
 ところで、受賞して、一番印象深かったことは?

 周囲の人々の協力体制。
 「誰かのお誕生日プレゼントに『ワラビモ』を」など、
 ご贈答品作戦が行われています。
 (受賞したときの)妹と友人の
 「やっとこのときが来た!」というセリフは
 一生忘れません。


(編集S)地元の方々の応援体制もすごいですよね。
 ミカミさんの出身地である旭川の書店さんや、
 現在住んでいる札幌近郊のテレビ局、
 新聞局の方々が、
 「地元のニューパワー」として、
 あちこちでミカミさんを取り上げてくださっています。
 そういった意味では、地元密着型のマンガを描く
 ……というのは、一つの方法かもしれませんね。

 では最後に、
 第2回への応募を考えてくださっている方へ、
 メッセージをお願いいたします。

 わたしは後輩に強く勧められて応募しました。
 可能性はほとんどないと思いましたが
 駄目もとで応募したら運よく入賞することができました。
 当たり前のことですが、応募してなかったら
 入賞してなかったんです。
 まずは描いて、応募してみるといいと思います。


(編集S)宝くじじゃありませんが、買わなきゃ当たらない、
 投稿しなきゃ入賞しないんです!

 というわけで、
 ちょっとでも「出してみようかな」と
 思った方は、迷わず投稿、よろしくお願いします!

 みなさんの力作、
 お待ちしていますよー!

 (編集者S)
 


konomanga at 11:23|PermalinkComments(7)TrackBack(0)

2011年01月18日

私が受賞した理由 行村さんにインタビュー!!

お疲れさまです。
編集Sです。

さて、
以前から予告していた
マンガ制作の極意を聞く
マンガ家さんへのインタビュー。


今回お話をうかがうのは
ギャグマンガ界の次代を
いい感じに担ってくれるであろう
期待の新人、
『ハンパないすでぃ』の
行村行成さんです!


第1回『このマンガがすごい!』大賞、
編集長イチオシ賞を受賞した
『ハンパないすでぃ』は、
わずか2ヵ月で描かれた
そうですが、
一体どうやって描かれたのでしょうか?

以下、インタビューです!
さっそくいってみましょう!-------------------------------

(編集S)昨年末に「旅に出ます」とメールをくださった
    現在放浪中の行村さんですが、
    今はどこの国で何をしていますか?

(行村さん 以下、青字)
 バンコクのゲストハウスでどっかの電波を拾いながら
 メールチェック中。
 ここはバックパッカー20年、30年プレーヤーも
 長く居座る安宿で一泊300円程度。
 バンコクへは友達の結婚カウントダウンダンスパーティーへ
 参加するため大晦日から来ている。

 明日から摩訶不思議の境地インドへ。
 予定はまたタイへ戻り、
 友人の情報をたよりにコチャンという島の
 ヒッピーコミューンへ寄って、
 台湾の友人の所を経由して帰国。


(編集S)忙しくも楽しそうな旅程ですね~。
 ところで、『ハンパないすでぃ』の元となった
 投稿作『イージー・リーディング』の原稿の制作期間は
 約2ヵ月だそうですね。
 これは応募規定が100ページであることを考えると、
 かなり驚異的なペースだと思います。
 短期間で100ページもの原稿を描けた秘訣や、
 そのためのモチベーションの上げ方を教えてください。

 楽しむしかないですね。
 皆さんエロい事考えるでしょう。
 どんな忙しくても疲れててもわりと考えてるでしょう?
 その気持ちでやればいいと思います。
 もっとわかりやすく言えば
 楽しいとき=エロ
 悲しいとき=エロビデオ
 そういう気持ちってわかりますよね。


(編集S)悲しいとき=エロビデオ、
 っていうのがよくわかりませんが(笑)、
 とにかく自分にとって楽しいこと、感じることを、
 ひたすら描くってことですよね。
 確かにエロいことを考えているときの
 妄想力とエネルギーを
 創作に回せれば、締め切りまであと2ヵ月でも
 なんかできちゃいそうな気がします。

 あと信頼できる読み手を獲得する。
 できたらすぐみせる。


(編集S)そういえば行村さんは、投稿作を編集部に
 郵送した後、それらをコピーして、友人数十人に
 プレゼントしたんですよね。
 その際にもらった意見を、
 受賞作をコミックス化するときに活かしたとか。
 人の意見を素直に聞くことができて、
 それを作品作りに活かすことができる柔軟さは、
 プロとしてやっていく上では不可欠だと思います。
 
 でも、あまりに人の意見を聞こうとすると、
 描くときに迷ってしまいませんか?
 

 描く前はいろいろたくさん考えるだろうけど、
 描くときはほぼ無心。
 描き始めたら終わるまで
 あまり余計な事とかは考えない。
 あのときこうしとけば……とか、
 あのこ今どうしてるかな……とか。
 あと自分の作品はきっと素晴らしいものである、
 と信じる事。
 それしかないかも。


(編集S) 自分の作品について、入賞した理由は
 どこにあると思いますか?

 オリジナリティ。

(編集S)受賞作となった『イージー・リーディング』や、
 それに修正・加筆した『ハンパないすでぃ』ですが、
 それらの作品のネタは、どんなところから発想を
 得ましたか?

 日常に感じる違和感や、滑稽さ等。
 歴史書なども参考に、
 人がもつ普遍のダサさをテーマにしている。


(編集S)マンガを描いていて、一番楽しいことは
 なんですか?

 イメージが形になり、人の反応が知れること。
 描いてるときより、
 もちろん読んでもらってるときの方が良い。
 その時は自分が漫画を描いてる事など
 とっくに忘れている。


(編集S)受賞して、一番印象深かったことを教えてください。

 もちろんコミック化されて店頭に並んだ瞬間でしょう。

(編集S)では最後に、第2回への応募を考えている方へ、
 メッセージをお願いいたします。

 受賞すればいきなりコミック化なんて
 ありえないような賞だと思います。
 おかげで僕も今こうして印税旅行に来てるわけです。
 一般的なガチガチしたマンガ道ではなく、
 もっとカジュアルに、例えば放浪中の人とか、
 そういう人にオススメです。
 意外な人の意外なマンガ、
 そういうのがこの賞にふさわしかったりする
 かもしれません。
 王道をいきたければ他でもいいと思うし、
 マンガよくわからないけど俺のは絶対おもしろいはず!
 宝島社ならわかってくれる!
 そんな人はとりあえず送ってみましょう。
 スタッフの方たちも明るく楽しく運営されてますし、
 何と言うかホントに
 皆で作り上げるお祭りのような賞ですよ。


(編集S)意外な人の意外なマンガ、いいですね!
 王道だって当然いいわけですが
 (王道が面白く描けるなんて、
  それは本当に素晴らしいことですから!)、
 どちらにしても大切なのは、 
 自分が面白いと感じるものを、
 ノリと勢いで描く……ということかもしれません。
 それがオリジナリティを生み出すことに
 繋がるのではないでしょうか。
 もちろん〝読ませる〟ための構成も重要ですが、 
 まずはオリジナリティがなければ、
 読んでいても面白くありません。
 「勢いでこんなの描いちゃったけど、
  どうかなー?」という作品、大歓迎です!

 第2回『このマンガがすごい!』大賞
 締め切りの3月15日まで、
 あと2ヵ月
を切りましたが、
 応募を考えてくださっているみなさんには、
 行村さんのように、
 自分の中をエロを突き詰めるような気持ちで(笑)、
 楽しんで描いていただければうれしいです。


 そして、
 旅の途中に、貴重なお時間をくださった
 行村さん、ありがとうございました!

 次回は
 『ワラビモ』のミカミ イズミさんに、
 創作の極意を聞きますよー!

 (編集者S)
 

konomanga at 02:14|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2011年01月17日

ミカミさんがテレビに出ましたよ!②

さてさて、
1月14日に
HBC北海道放送
『グッチーの今日ドキッ!』に出演した
『ワラビモ』の
ミカミ イズミさん。

↓ワラビモのぬいぐるみと一緒に出演!
 一番右がミカミさんです!
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番組では、
なんと事前に収録された
ミカミさんの
ペン入れ風景も放映されたんです。

それが↓こちら!
jpg

静止画ではありますが……
一本一本の線を丁寧に引くために
わずかに緊張したペンを持つ指先からは、
ミカミさんの気迫が伝わってくるようです!

こうした集中力が積み重ねられて、
『ワラビモ』は描かれたんですね。
ワラビモの大ファン!
である私は、
なんだか感動してしまいましたよ……。

(編集者S)


konomanga at 23:59|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2011年01月15日

ミカミさんがテレビに出ましたよ!

お疲れ様です。
編集Sです。

わー……私、すごい失敗しました。

こちらのブログで、
事前に『ワラビモ』の
ミカミ イズミさんが
テレビ出演することになったので、
放送日程なんかを
後日ここで書きますね!
って書いたのに……
えーっと、結論から言うと、
書きそびれました!!!
楽しみにしてた方、ほんっとうにごめんなさい!!!

お詫びと言いますか……
本日は
放送風景をアップいたします!

それが↓こちら!
jpg

右端のメガネをかけた
知的美女がミカミさんです!

そうそう、ミカミさんが出演なさったのは、
HBC北海道放送
『グッチーの今日ドキッ!』という
月~金曜の14:55~16:53に
放送されている情報番組。
司会であるグッチーこと関口直紀さんが、
さまざまな情報を発信していきます。
グッチーさん、
宮本亜門さんを渋くしたような
男前な方です! ステキ!

↓そんな司会のグッチーさんを
 描いた似顔絵 by,ミカミさん
jpg


な、なんと
ワラビモとグッチーさんのコラボ!

ちょっと見にくいかもしれませんが、
グッチーさんがワラビモを
引っ張ってます!!
ワラビモファンとしては、
モチモチとしたほっぺを
引っ張れるなんて、
グッチーさんがうらやましい~!!!

スタジオには、
ミカミさんのお母様や
妹さんが作った
ワラビモグッズも
設置されました!
jpg


しかも番組内では、
ミカミさんのペン入れ風景
紹介されたんです!

そちらの写真は
次回のブログにアップ!

そうそう
行村行成さんのインタビューは
現在準備中ですので、
もうちょっとだけお待ちくださいね。
今、タイあたりを
放浪しているらしく、
つかまりづらいんだ……。

ではでは、待て次号!

(編集者S)


konomanga at 13:03|PermalinkComments(0)TrackBack(0)